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- ヘナってなんですか?
- インド原産のミソハギ科に属する植物で、葉を乾燥し粉末にしたものです。
インド伝承医学では、薬草として利用されています。
- ヘナにもグレードの違いが有るのですか?
- インドの市場では品質により1~18等級に分類されています。
(株)華翔コスメのヘナはその中でも、特級品の葉肉のみを使用しています。
- ヘナはなぜ髪に色がつくのですか?
- ヘナのなかにはローソニア(C10H6O3)という成分があります。この成分はタンパク質のケラチンに強くからみつく性質を持ち、毛髪表面に皮膜(ローソニア皮膜)を形成します。この皮膜の中に色素があれば毛髪表面に色がつき、染毛発色します。
ブリーチ4回
(損傷毛)
ヘナ施術2回
(ローソニア皮膜で
コーティング)
■毛髪表面に皮膜(ローソニア皮膜)が形成されると、強力なトリートメント効果を発揮します。
■ 頭皮には、ケラチン蛋白が少ないので、比較的、着色しません。
- ヘナには化学合成色素が添加されているのですか?
- コーリーズヘナ・シリーズにはごく少量の食品用合成色素が配合されていますが、主に植物成分で作られていて、化粧品として正式に届け済みですので、安心してお使いいただけます。
- ヘナにコーヒーや紅茶を入れると聞いたことがあるが?
- コーヒーや紅茶に含まれるタンニンによりヘナの色をより濃い色にさせるためです。
(株)華翔コスメのヘナに関しては、使用しなくても十分な発色が得られます。
- ヘナは100%安全ですか?
- 100%植物成分であっても、植物性アレルギーが稀にあります。アレルギーの症状は血圧が下がるなどどのショック症状であり、ソバアレルギーに類似しています。パッチテストは必ず実施してください。
- ヘナの発色が悪い時はどうすれば良いのですか?
- ヘナの発色にかかわる重要な点は、時間と加温と使用量です。ヘアカラーと違い、オキシやアルカリ剤等使用していないため、使用量が足りなかったり、加温する時間が短かったり、温度が低かったりすると、発色が悪い場合があります。
- ヘナを使うと髪にきしみが感じられるが?
- 毛髪の表面に形成されるローソニア皮膜には水分や油脂成分を含んでいませんので、水洗中にはきしみを感じるのが一般的です。
■ 髪が傷んでいる訳ではありませんので、乾かした時にはサラサラになります。
■ きしみをとりたい時…ヘナをペーストにする際に、トリートメント剤を一割程度まぜます。(油脂成分、水分の補給)
- ヘナでトーンアップをするには?
- ヘナでは過酸化水素やアルカリ剤を使用しないため、地毛より3トーン以上明度を上げることはできません。レッド、イエローを使用することにより、1~2トーン程度明るく見せることはできます。
- ヘナにもいろいろな色があるのですか?
- ヘナはナフトキノン系の色素(オレンジ色)だけを含んでおり、オレンジ色しかありません。
- ヘナの色の見方は?
- 毛髪をブリーチして発色させるヘアカラーと違い、色の見方はヘアーマニキュアと同様です。地毛の色をベースにヘナの色が重なりますので、一般のヘアダイのように黒髪が一度で染毛されるわけではありません。(白髪は鮮やかに染毛されます)
■ 繰り返しヘナを使用すると毛髪表面に色素が重なり、黒髪でも染毛効果をはっきりと確認することができます。
- 毛質によってヘナの発色が違うのでは?
- 酸化染料などの化学染料と違い、染毛力は強くありません。毛質により発色が異なる場合があります。
- ヘナに使用する水はどんな水が良いのですか?
- 白髪は特に撥水性が強いため、クラスター(粒子の大きさ)の小さな水(例えば沸騰水など)の使用をお勧めします。
■ ペーストの温度を保つため、基本的に熱湯の使用をお勧めします。更に、沸騰させるとクラスターの小さな水になります。
- 洋服にヘナが着いた場合はどうしたらいいですか?
- 直ぐに洗い流して下さい。時間が経つにつれて落ちにくくなります。
- 白髪の量によって色の染まりが少し違うのでしょうか?
- 白髪の量によって染まりが少々異なります。過酸化水素(ブリーチ剤)を使用しないため染毛効果を強く得られるのは、白髪部分なのです。白髪が多いと、全体としては明るいトーンに見えます。
- ヘナを溶く時の注意点は?
- ヘナを溶く時の粘度の目安は、塗布のしやすいマヨネーズ粘度です。
■ ローソニア皮膜は、水溶液の中で形成されます。つまり、乾いたヘナはただの粉末であり、ローソニア皮膜の形成はできません。へナペーストの粘度が硬すぎたり柔らかすぎたりすると、加温時に乾いてしまう可能性を高め、染毛効果を得にくくなります。
- もみ上げ等の短い白髪を染めるには?
- 硬めのペーストで埋め込むように塗布することで、乾燥を防止します。
■ 塗布後にロールコットン等で“タレ”防止をする場合も同様に、ヘアーラインの根元を埋め込むように塗布し、乾燥を防止してください。(ロールコットンがペーストの水分を吸ってしまうことがあるため)
- 一度暗く入ったヘナをトーンアップするには?
- ヘアカラー同様ブリーチするしかありません。(脱染剤)
- どのようなシャンプー剤を使えばいいですか?
- プレシャンプーはワックス、ジェル、ムースなどを落すために、なるべくピュアーなクレンジングタイプのシャンプー剤を使用します。また、アフターシャンプーは保湿効果の高いシャンプー剤を使用してください。
- ヘナのペーストを作る水の適温は?
- 発色を早めるために、なるべく高温のお湯を使用してください。
■ しばらく放置し、ペーストの温度が人肌になるのを待って塗布してください。
- 増粘剤等は使用しますか?
- 増粘剤は使用はお進めしません。増量が必要な場合(ロング等)は、むしろペーストを緩めにし(コーンスープ程度)、使用することをお勧めします。
- 最後のシャンプーの注意点はありますか?
- シャンプー前のお湯での流し時間を長くし、保湿性効果の高いアミノ酸タイプのシャンプーで洗います。
■ シャンプー前の流しを長く丁寧にすることで、色の定着が良くなります。
■ シャンプー後、しっかりとリンス&トリートメントをして下さい。
- ヘナ使用後のシャンプーは、いつ行ったら良いのですか?
- 基本的にはその日にシャンプーをして構いません。ただし、シャンプー後、夏場など色落ちが気になる場合があります。バスタオル・枕カバーに気をつけて下さい。(1~2日ぐらい)
- ヘナの粉の色が少し違うのですが?
- ヘナは、春と秋の二回収穫します。収穫直後に乾燥させ、粉体にすることで色の変化を抑えていますが、保管時間の長さや湿気によって粉の色は変化します。
■ インディゴ(藍)やターメリック(ウコン)などを配合することでも粉の色は変わります。
- クーリング時の注意点はありますか?
- 基本的には、ラップをしたままでクーリングしてください。(ヘナのペ-ストを乾燥させないため)
- パッチテストは必要ですか?
- 100%植物成分であっても、植物性アレルギーが稀にあります。事前のカウンセリングの上、パッチテストは必ず行ってください。